「分かりやすさ」の罠 アイロニカルな批評宣言

 2007年一発目の読書は、仲正昌樹の「分かりやすさ」の罠 アイロニカルな批評宣言を読んだ。2006年から読んでた本なんで、厳密に言うと、新春一発目というわけでもないのだが。ヘーゲルマルクス弁証法プラトンまで遡る二分法的思考が、現代を支配しているという。二分法的思考、精神と肉体、善と悪、右と左、保守と革新になると、お互いがコインの表裏になり、思考が止まってしまうとのこと。なので、アイロニカルな視点が必要であるって。僕も、いつも二元論的になってしまうけど、理想は、一元論をベースにした思考をしたいなぁ〜て思ってる。