科学と芸術と哲学

 17世紀の偉人、デカルト。彼は、科学者であり、哲学者であった。専門分化が進む現代という時代においては、科学者は科学者として、哲学者は哲学者として、のみあるのが普通なのだが、物質的な要素のみで追究する科学者と非物質的な要素を追究する哲学者を併せ持つデカルトに魅力を感じるのは僕だけだろうかなあ。
 こういうことを考えるきっかけになったのが、「心脳問題」っていう書物を読んだからなんだけど、それ以前からも、たまに考えてた。文系と理系の融合ということや、教養とは何かとか、自然・社会・人文というフィールドのバランスとか、そもそも現代の学問分野って、ほんとにそんでいいのかなっていう疑問が常にあった。理系的なもの(物質的なモノ)と文系的なもの(非物質的なモノ)があって、これは二律背反的なモノというより相互補完的なものというか、コインの裏表というか、そして、その中間に芸術があるのかなって。やべ〜自分で何言ってるのか分からなくなってきた。